手軽な移動手段として人気の原付バイクは、コロナ禍以降根強い人気があります。
排ガス規制の問題により、原付バイク(一種)が50ccから出力制限付きの125ccに排気量アップの話題もあり今後の動向に注目している人も多いのではないでしょうか?
車と比べて短距離の通勤や通学、長距離を移動することは少ない原付バイクですが、自転車よりも行動範囲が広がることから、鍵を紛失してしまった場合、帰宅できなくなることもあります。
今回は、原付バイクで鍵を紛失してしまったなど、原付バイクでの鍵のトラブル時の対処方法や対策について、原付二種と呼ばれる125ccまでのモデルの例も含めて紹介します。
本当に無くしたのかもう一度確認しよう
原付バイクの鍵が無いと気付いた時には、もう一度ズボンやジャケットのポケットの中やバックの中などしっかり確認しましょう。
また、スクーターの場合、うっかりメットインスペースにインロックしている可能性もあります。
スペアキーは必ず用意しておこう
自宅に戻ればスペアキーがある場合、公共交通機関等で一旦帰宅して現場に戻ることが出来れば、原付バイクをその場から移動することが可能になります。
ただし、お店の駐輪場の場合はお店に一声かけましょう。また、時間式駐輪場の場合は、時間によって駐輪料金が加算されます。
鍵を紛失してしまっている場合は、スペアキーを複製し、ワイヤーロックなどと併用するなど盗難防止のための対策を強化しましょう。
キーシリンダーごと鍵を交換すれば安全ですが、費用がかかります。また、メットインスペース用の鍵穴が別の場合には、更に費用がかかります。
最寄りの警察署に遺失届を忘れずに
メットインスペースにも鍵が無く、本当に鍵を紛失してしまった場合には、最寄りの警察署に遺失届を出しましょう。
鍵が落とし物として届けられた場合、連絡が来るかもしれません。
メットインスペースへのインロックに注意
スクーターの場合、ヘルメットを収納可能なスペースがシートの下に装備されます。
50cc以上のスクーターも同様のスペースがあり、2名用シートのためシートが大きく開くモデルが多くあります。50ccのスクーターよりも不意に閉まってしまうことが多いので注意しましょう。
メットインスペースに鍵を置いたまま、または鍵を落した状態でシートを閉じてしまうと鍵が無いため開けることが出来なくなります。
自宅まで他の交通手段で帰宅しスペアキーを持ってきて解錠するか、出先で遠い場合や、スペアキーが無く、全て紛失している場合には、鍵のトラブルを扱う鍵業者に連絡して開けてもらいましょう。
車の緊急時に対応してくれるJAFに加入している場合には、無料で鍵開けを行ってもらえますので連絡してみましょう。
いずれの場合も本人確認のため、免許証など本人確認書類が必要になります。免許証は常に肌身離さず持ち歩き、メットインスペースには入れないようにしましょう。
ほぼ全車イモビライザーは未装備
50cc未満の原付バイクにイモビライザーを標準装備するバイクはありません。
合鍵を作成することで、そのままエンジンの始動が可能です。
「ほぼ」とは、ホンダダンクにはオプションでイモビアラームが用意されます。イモビライザーの設定が必要になりますので、鍵を紛失した際の料金は高めになります。
125ccクラスの原付二種のモデルでは、スマートキーやイモビライザーを装備する車種もありますので、紛失時の合鍵作成費用が高額になります。
原付バイクの鍵の紛失はバイク屋か鍵業者に依頼
原付バイクの鍵の複製を依頼する場合、安価に済ませるならバイク屋に依頼したほうがよいでしょう。
キーシャッターが付いている場合、メーカー純正の鍵であれば、そのまま使用することが可能です。メーカー純正の鍵が入手可能で費用は概ね2,000円以下とされますが、鍵の納期が1~2週間必要です。
スペアキーがある場合や、他の交通手段が利用可能な場合は良いでしょう。
しかし、1~2週間も待てない、他の交通手段は不便で使えない場合は、すぐに合鍵を作成してくれる鍵業者に依頼しましょう。
キーシリンダーから鍵山を読み取り複製するため、その場ですぐに合鍵が作成されますが費用は1万円前後かかる場合があります。鍵業者に連絡の際に費用を予め確認しておくことをおすすめします。