ホテルなど宿泊施設で見かけることがあるカードキーですが、物理的な鍵を使用しないスマートロックは、自宅玄関の鍵としても普及しているため、自宅用の鍵としてカードキーの使用も増加しています。
4人家族なら4人分のカードが必要であり、破損や読み取り不良などカードキーが使えなるなるとこもあります。なかなか複製が難しいとされるカードキーですが、複製したい場合その方法について気になります。
今回はスマートキー・カードキーの複製方法や複製にあたっての注意点について紹介します。
投稿:2022年9月22日投稿、2023年2月25日に追記を行いました。
カードキーの種類に注意
カードキーには、カードを差し込んで解錠する磁気タイプと、非接触型でタッチするだけで解錠するICカードタイプがあります。
磁気タイプの場合は、病院など大人数が出入りする法人での利用が多く、セキュリティが高くなっているため、簡単には複製することができません。
ICカードタイプの場合、センサーに近づけて解錠することが可能で、個人宅利用の場合には、スマートフォンアプリを使用して解錠できるタイプのスマートロックが多くなっています。スマートフォンを持たない小学生のお子様用にカードを持たせているケースもあります。
スマートフォンでの操作が可能な場合は、カードの破損についてはそれほど深刻にならなくても済みます。
カードキーのスペアは多めに用意される
カードキーの場合、破損や紛失時の複製キー作成費用が高額になるため、スマートロック導入時には多少多めの枚数を作成しておくことをおすすめします。また、設置業者も多めに用意することをおすすめしています。
ただし、スペアキーの保管・管理には十分に注意するとともに、定期的に枚数をチェックして黙って持ち出されていないかも確認しましょう。
大家さんか管理会社に連絡を
アパートなど賃貸にお住いの場合には、必ず大家さんや管理会社へ連絡しましょう。
深夜の場合でも、管理会社によっては夜間対応のコールセンターがある場合があります。
大家さんや管理会社の指示に基づいて対応しましょう。勝手に合鍵を作製したり、カードキーの複製を依頼するとトラブルの原因となります。
カードキーの作成方法は?
自分でカードキーの複製はできないため、カードキーの作成にはカードキー作成の技術を持った鍵の専門店か鍵のメーカーに依頼する必要があります。
ただ単に、街の鍵屋さんやホームセンターにお願いしても対応してもらえない場合があり、カードキーの複製を取り扱っている鍵の専門業者にお願いする必要があります。
カードキーの複製が可能な鍵の専門業者なら、早めに対応してもらえる場合もあります。
メーカーに依頼すると確実に純正のカードキーが手元に届きますが、届くまでに1か月程度時間がかかる場合があります。スペアがあり、時間がかかっても構わない場合は、メーカーに依頼しても大丈夫です。
カードキーの複製に必要なものとは
カードキーの複製には身分証明書が必要です。運転免許証やパスポートなどを用意しておきましょう。
アパートなどの賃貸の場合は、大家さんや管理会社に必ず連絡の上、作成しましょう。勝手にキーの複製を禁止している場合もあります。
カードキーを紛失した場合には、最寄りの警察署に遺失届を出しましょう。また、キーが届いていもかも知れませんので確認するとよいでしょう。
玄関鍵のスマートキーとは
玄関ドアの鍵のスマートキーとは、鍵穴に挿入する従来の鍵とは異なり、スマートフォンやICカードなどをかざすことで施錠・解錠が可能な電子鍵のことを指します。
スマートキーは、通常の鍵と比べて操作が簡単で、荷物を持っている時や手が濡れている時でも施錠・解錠が可能です。また、鍵を失くしたり、紛失した場合でも、すぐに無効化することができるため、セキュリティ面でも優れています。
ただし、スマートキーには電池が必要となるため、電池切れになってしまった場合には、通常の鍵で開閉する必要があります。また、スマートキーの取り扱いには注意が必要で、スマートフォンやICカードを紛失した場合には、不正利用される危険性があるため、紛失しないように注意が必要です。
玄関鍵のスマートキーのメリットとは
- 鍵を持ち運ぶ手間が省けるため、キーを忘れたりなくしたりする心配がなくなります。
- スマートフォンやタブレットなどでドアを開閉できるため、家族や訪問者に対してリモートで鍵を開け閉めすることができます。
- 暗証番号式の鍵と比べて、パスワードを覚える手間がなく、家族や訪問者にも簡単にアクセス権限を与えることができます。
- 外出中に鍵をかけ忘れた場合でも、スマートフォンやタブレットから簡単に施錠することができます。
玄関鍵のスマートキーのデメリットとは
- スマートキーによってドアを開ける仕組みは、電子的なものであるため、不良品や故障が発生した場合、鍵を開けることができなくなる可能性があります。
- スマートキーを紛失してしまった場合、鍵を交換する必要があり、コストがかかることがあります。
- 電子機器であるため、不正アクセスやハッキングによるセキュリティ上のリスクがあります。
- 鍵屋での開錠が難しくなる可能性があり、詳しくは品番やメーカー等を確認の上、出張鍵屋へご連絡頂き対応可能かどうか確認が必要です。
まとめ:カードキーの複製は専門業者へ
カードキーが使えない、カードキーを紛失してしまった、早くカードキーを複製したいなら、鍵のトラブルを取り扱う専門業者に依頼しましょう。
カードキーの複製は、どこでもできるわけではありませんので、破損や紛失には十分に注意しましょう。
これからスマートロック・カードキーを取り付けたい方も鍵の専門業者に相談することで、ご希望に合った製品の取り付けも可能です。