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遺品整理の金庫鍵開けの解決方法とは

ご自身のご実家に金庫を見かけたことありませんか?あったとしても、金庫の鍵や開け方を教えてもらっていないケースが多いのではないでしょうか。
鍵や開け方がわからないまま、親が亡くなってしまい、金庫が開けられない状態で、遺品整理が出来ないトラブルが発生しています。

今回は、遺品整理の際に、金庫を開けたい、金庫の鍵開けの解決方法について紹介します。

金庫の役割

金庫は、銀行通帳や現金・実印・自宅の登記簿などの貴重品を、火事や盗難から守るためにあります。
万一の火災でも金庫の中身を守ってくれる耐火構造、盗難被害に簡単に遭わないように、重さは100kgくらいあったり、鍵は物理的な鍵の他に、ダイヤル式またはテンキー式など、簡単には開けられない構造になっています。

金庫の所有者が亡くなるなどの理由で居ない場合、鍵があって、鍵を開けるためのメモがあったとしても、開けられない、そもそも鍵が無く、ダイヤルの番号はわからない場合はお手上げです。

金庫の破壊による鍵開け

遺品整理で発見した金庫は、鍵を開けて中に保管されているものを取り出したら、処分することをおすすめします。
処分するのなら、どのような手段で金庫を開けても構わないのですが、貴重品を守る金庫は、簡単に破壊することは出来ません。
鍵の部分を破壊して、扉を解錠する方法がありますが、鍵のトラブルを扱う専門業者に依頼することをおすすめします。

開けた金庫は処分することがおすすめと言えるのにも理由があります。

金庫の耐用年数

長年、押し入れの置くなどに大切に保管されているなど金庫の外観は綺麗で、まだまだ使えそうと思ってしまうかもしれません。

しかし、火災に強い耐火金庫の耐用年数は約20年と言われています。
金庫内部に充填された耐火材の成分が劣化して、本来の耐火性能が発揮できなくなります。
万一の火災の際に、金庫と中身も焼失してしまったら耐火金庫の意味がありません。
ご両親が働き盛りに購入した金庫の場合、大抵は20年を超えているものと推定されます。

金庫の処分方法

無事金庫の中身を確認したら、開けた金庫をどうするかの判断に悩みます。
耐火金庫の耐用年数を経過しているため、処分したいが、家庭用の耐火金庫でも100kgくらいありますので、1人での移動は困難で、場所を移動させるだけでも重労働になります。

耐火金庫の場合、粗大ゴミとして出すことが出来ません。持ち運び可能な手提げ金庫でも、回収(有料)してもらえる自治体は限られています。
耐火金庫のように、特殊素材を使用した金庫は小さくても処分してもらえません。

最も楽な方法は、金庫を開けてくれた業者に引き取ってもらうことです。
手数料や引取料を支払う必要があっても、その場で引き取ってもらえるなら最も手軽な方法です。
金庫の鍵開け依頼時に、金庫の処分サービスの有無も確認することをおすすめします。

新しい金庫は電池切れもアリ

電池式の金庫で、電池が切れているため金庫が開けられないケースもあります。
比較的新しい金庫の場合、開けてもらい内側にある電池を交換したら、まだ使えますので、鍵の破壊よりも、破壊しない解錠がおすすめです。

遺品整理の金庫鍵開け費用は?

簡単に破壊することが出来ない金庫の扉を開けるためには、鍵業者の専門知識や技術が必要になります。

金庫鍵開け費用は、金庫の種類や鍵の種類、鍵の有無、サビや腐食など鍵以外のトラブルもある場合や業者によって料金体系が異なってきます。

小さくて移動可能な手提げ金庫は、10,000円~15,000円
家庭用耐火金庫は、15,000円~40,000円

鍵を破壊して開ける場合も、上記金額の範囲内に相当し、鍵を破壊するにも技術が必要なため、費用はかかります。
ダイヤル式やテンキー式、鍵を壊すか壊さないか、腐食や故障の有無によっても料金が異なりますので、金庫を開ける作業に入る前にしっかり相談しましょう。

まとめ

金庫の鍵開けは、鍵業者に依頼するとスムーズです。
処分前提の場合、鍵の破壊がおすすめで、業者で処分可能なら費用がかかっても処分してもらうことをおすすめします。
金庫の種類や状態によって、鍵開け費用が異なってきますので、作業前に確認しましょう。

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