一戸建て住宅の玄関ドアは2重ロックのドアが採用されるなど、防犯対策は進んでいます。
空き巣の被害など住宅への侵入犯罪は、窓ガラスの一部を割って侵入する、裏口や勝手口から侵入される被害が多くなっています。
今回は、裏口や勝手口が狙われやすい理由と、勝手口からの侵入犯罪を防ぐためにはどのような対策があるか紹介します。
裏口や勝手口か狙われる理由
玄関と違い、道路に面していないことが多く、人目に付きにくい傾向にあります。人目に付きにくい環境にあれば、第三者に通報されるリスクが低くなります。
裏口や勝手口の施錠をしていない、忘れている場合もあり、空き巣にとって狙いやすい侵入口とされています。
鍵も防犯性の低いディスクシリンダーキーやピンシリンダーキーを採用していたり、ガラスが壊されやすいなどの理由もあります。
また、玄関と異なり、在宅が不在かの確認や中の様子を知ることができます。
裏口や勝手口からの侵入犯罪を防ぐ対策
裏口や勝手口の鍵を開けたままにせず、必ず施錠の確認を行うことは最も重要です。
鍵が開いていたら、そのまま侵入されてしまいます。
夜間施錠していても、日中鍵をかけていない時に狙われる可能性がありますので、常に施錠するようにしましょう。
裏口や勝手口の鍵を防犯性の高い鍵に替える
裏口や勝手口の鍵が外側にギザギザのあるディスクシリンダーキーやピンシリンダーキーの場合、より防犯性に優れたディンプルキーに取り替えることで侵入されにくくなります。
ピッキングに時間がかかることで、侵入を断念する場合があります。
ディンプルキーに鍵を取り替える場合の費用は、2万円～2.5万円が目安です。
防犯性の高い鍵の取付けに加えて、勝手口のドアにもチェーンロックを取付けることや、内側のつまみ「サムターン」を小さな穴から回されてしまわないよう、サムターンに取付けるカバーがありますので、サムターン回し対策もおすすめです。
ドアにガラスがある場合の対策
裏口や勝手口のドアにガラス部分がある場合、ガラスを割られて侵入される危険があります。
ガラスを強化ガラスに取り替える方法や、フィルムを貼って簡単に割れないようにするなどの対策が有効です。
ドア自体が古いものだったり、ダメージがあるものだった場合には、ドアを交換する方法も有効です。
ドアの種類によっても異なりますが、費用は10万円前後かかる場合があります。
センサーサイトを取付ける
動くものに反応してライトが点灯するセンサーサイトは防犯対策に効果あります。
勝手口の場合、道路に面していないことが多く、夜間はさらに人目に付きにくくなります。突然ライトが点灯することにより、びっくりして怯む可能性があるとともに、周囲から目立つため侵入を断念させる効果があります。
防犯カメラを設置する
玄関も含め、裏口や勝手口にも防犯カメラを設置することで空き巣による侵入被害を未然に防ぐ効果が高まります。
しかし、防犯カメラやホームセキュリティーサービスはコストがかかります。
赤いランプが点滅するだけのダミーカメラを設置するだけでも効果が期待できます。
勝手口の周囲に砂利を敷き詰める
侵入犯罪を行う者は、音を嫌います。一般的な砂利でも良いのですが、ホームセンターでも販売している音の出る砂利がおすすめです。
人が通ることで音が出るため、昼夜問わず、在宅中の侵入に気づきやすく、犯人も警戒します。
まとめ
裏口や勝手口は、人目に付きにくい場所であることから、防犯対策をしっかり行いましょう。
防犯性の高いディンプルキーに取り替えたり、チェーンロックを取付ける、センサーサイトを取付けるなど、少しの工夫で防犯性を高めることができます。
裏口や勝手口のドアの防犯性を高めるなら、鍵の専門業者に相談してみましょう。
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