
ECOモードは、省燃費性能をセールスポイントにしている車をメインに搭載されています。特にハイブリッド車の場合、急発進にならないようアクセルを踏み込んでもマイルドな設定になり、より低燃費になると言われています。
しかし、常にECOモードを使用していると思わぬデメリット、トラブルがあります。
今回は省燃費、低燃費に貢献するはずのECOモードがもたらすデメリットやトラブルについて紹介します。
ECOモードとは
ECOモードは、アクセルの踏み込み量に対して出力を抑制するのみでなく、夏の冷房や冬の暖房も控えめに制御する車種もあります。
また、減速時の回生エネルギーの回収量も多くなります。
通常の走行モードと比較して、燃費が良くなるメリットがあります。
ECOモードのデメリット
燃費が良ければよいのではと思えるECOモードですが、車を使用する環境や場面によってデメリットが発生します。
加速が弱い・流れに合わせるのが困難
ECOモードは省燃費をセールスポイントにする車が多く、その多くはコンパクトカーや軽自動車が代表的です。
もともとパワーがある車ではないため、さらにパワーを抑制されることで、加速が弱く、合流時や登り坂で周囲の流れを乱す可能性があります。
エアコンが弱くなる
ECOモードでエアコンの制御も行う車は、夏に冷えにくく、冬は暖かくなりにくくなります。ECOモードを解除するとエアコンが元気に稼働します。
燃費を重視するか、快適さを重視するか好みが分かれます。
回生ブレーキが効きすぎる
ハイブリッド車や電気自動車で気になるのが、ECOモードで走行すると、減速時にエネルギーを回収して充電する回生ブレーキが強くなり、不用意にアクセルペダルを戻すと強いブレーキがかかります。慣れていない場合、ギクシャクして乗り心地も悪くなります。
ECOモードを上手に使うコツ
せっかくのECOモードは有効的に使いたいものです。
高速走行時や、登り坂が続く場面では、ECOモードをオフにすることでスムーズな走りになり、運転が楽になります。
ガソリンエンジン車、ハイブリッド車、ワンペダル走行可能車など、車のタイプによって、ECOモードを使用しての運転方法に違いがあります。

ガソリンエンジン車
一般的なガソリンエンジンのエコカーの場合、緩やかな加速と一定速度で走行すると燃費が良くなります。
発進停止を繰り返すと燃費は悪くなります。
緩やかな加速といっても流れをキープできる加速で巡航速度まで一気に加速し、一定速度で走行、前方の信号の状況でアクセルを微調整して急な加減速がないように運転するのがコツです。
アイドリングストップ付きの車の場合、短時間の停車の場合はアイドリングストップせず、少なくても30秒以上停車する時に使用しましょう。
再始動時に燃料を消費することに加え、再始動時のバッテリーの負担も大きくなります。
ハイブリッド車
ハイブリッド車は、燃料を多く消費する発進時に電気で走り出し、必要に応じてエンジンで走行します。
ノロノロ加速にならないようにスムーズな加速を行うようにして一定速度で走行、減速時に回生ブレーキにより走行エネルギーを回収します。より多くのエネルギーを回収し、次の加速時に電気が効率よく使えるようブレーキを一瞬踏みましょう。トヨタのハイブリッド車で回生ブレーキを強くするコツです。
ワンペダル走行可能車
アクセルペダルのみで加速と減速ができる「ワンペダル走行」ですが、さらにECOモードが選択できます。電気自動車と日産の「e-POWER」、ダイハツ(トヨタ)の「e:smart」などシリーズ式ハイブリッド車に装備されます。
アクセルペダルを戻すと、強い回生ブレーキが作動し充電します。強いブレーキがかかることから慣れが必要で、微調整ができるようになればスマートに運転することが可能になります。
発進時の加速が抑制されることから、ワンペダルを解除して運転すると気持ちよく加速します。しかし、通常走行時の回生ブレーキは弱いため、エネルギーの回収は少なめになります。
パワーを求めるときにワンペダルを解除して運転することが、スマートで燃費の良い運転をするコツです。
まとめ
ECOモードは、上手に使用することで、省燃費・低燃費に貢献します。
力強い加速、パワーが必要な時には解除しましょう。
エアコンを最大限に使用したいときにはECOモードを解除しましょう。
































